こんにちは。
Pooh(ぷう)です!
トップスターの任期についての話です。
ヅカ友さんが取ってくれた花組のチケットを受け取った時についでにお茶をしたんですけど、真風涼帆さんのカレンダー掲載月が発表され、さらに岩谷産業のイメージキャラクターに就任したということもあり、話題はトップスターの任期についてになりました。
そこで自分の思ったことをまとめてみました。個人の見解なので、ふわっとした軽い気持ちでお読みいただけると幸いです。
100周年以降のトップスター退団状況とこれからの状況
■100周年以降の退団状況
・蘭寿とむ:2011年就任~2014年退団。本公演6作。
・明日海りお:2014年就任~2019年退団。本公演10作。
・龍真咲:2012年就任~2016年退団。本公演8作。
・壮一帆:2012年就任~2014年退団。本公演3作。
・早霧せいな:2014年就任~2017年退団。本公演5作。
・柚希礼音:2009年就任~2015年退団。本公演11作。
・北翔海莉:2015年就任~2016年退団。本公演3作。
・紅ゆずる:2017年就任~2019年退団。本公演5作。
・凰稀かなめ:2012年就任~2015年退団。本公演5作。
・朝夏まなと:2015年就任~2017年退団。本公演5作。
あらためてみると柚希さん長っ!
明日海さんも長いです。柚希さんや明日海さんのように、トップ・オブ・トップとなると2桁の本公演数は普通になります。
2人以外で見ると、龍さん以外は皆さん5~6作で退団となっています。
・柚香光:2019年就任。
・珠城りょう:2016年就任。本公演6作。
・望海風斗:2017年就任。本公演5作。
・礼真琴:2019年就任。
・真風涼帆:2018年就任。本公演4作。
紅さんと明日海さんの退団後はこのようになります。
トップスター在任の振り返り
トップスターの任期は劇団との調整によるものだと思いますけど、最近の傾向としては2~3年で5~6作がちょうどいい感じになっていると感じます。
壮一帆さんや北翔海莉さんのように2年で本公演3作ですと、あまりに短すぎるという気持ちが強いです。
ところが、さらに1年延びて5~6作の本公演であれば、そこそこ満足は出来ます。そこそこというのは、大好きなジェンヌさんの退団ですから、長かろうが短かろうが悲しみは一緒ですし、理屈ではない感情があるので、どうしても認めたくないという現実の部分を含めています。
逆にいえば名残惜しさも相まって、ちょうどいい感じがするのです。
上記のまとめをみましても、長期のトップオブトップには劇団の顔としての役目があるでしょうから、柚希さんと明日海さんには納得せざるを得ないでしょう。そうはいってもちょっと長すぎな感じは否めませんけど、仕方がないです。印象論の話ですが、せいぜい10作だとまだマシな感じがするので、明日海さんはセーフかな。長いことは十分長いですが。
トップスターは3年で5~6作がちょうどいいという印象づけ
それ以外では、月組の異常な就任の長さはおいておくとして、他のトップスターさんは見事に3年で本公演5~6作で退団されてます。流れとしてもすっきりな印象がありますし、ちょうどいい感じも与えます。おそらくこの状況に慣れてしまったのでしょうね。
これはヅカファンとしても、その流れを当たり前のように受け止めている状況なのだと思われます。
私も本公演4作目あたりからは「そろそろなのかな?」ということが頭をよぎりますけど、それは上記のこれまでの退団事情からなる印象から紐づけられているに過ぎません。
5~6作での退団の流れを考える
・1作目:お披露目
・2作目:オリジナル+ショー
・3作目:超大作(あるいは大本命もの)
・4作目:オリジナル+ショー
・5作目:退団公演
・1作目:お披露目
・2作目:オリジナル+ショー
・3作目:超大作(あるいは大本命もの)
・4作目:オリジナル+ショー
・5作目:話題作や中ヒットになりそうなもの
・6作目:退団公演
本公演の演目も、上記のようにお披露目→2作目→超大作(あるいは大本命もの)の3作目→4作目という順番で、最後に退団公演というのが華々しい流れになります。6作の場合は1作話題になりそうな演目が加わって乗り切ります。
この流れは、演目にアップダウンという緩急を上手につけている感もあります。劇団としては毎回全力投球での作品でしょうけど、全部が全部大ヒットというのは非常に難しいため、2作目と4作目はオリジナルで演出家(やスタッフ)の育成や試練の場にもなっていると思うからです。
それをファンが上手に受け止める環境が出来上がっているようにも感じるわけです。
名残惜しさがある退団を考えると3年5~6作は正義かと思われる件
確かに上記の流れでいくと、3年で5~6作はちょうどいいように思えます。ルーティンもいいですし、一通り流れでトップスターの良さをファンに与えてくれるからです。
何よりも「辞めないで!」と周りから非常に惜しまれて退団するというのは、ファンにとってもトップスターにとっても1番幸せな状況でしょう。
「やっと辞める」と思われるよりは、はるかに幸せなジェンヌ人生でしょうから。
7作以上になると次第に「いつ辞めるの?」という雰囲気が漂ってきてしまいます。それはトップオブトップであった柚希さんや明日海さんも同様です。
ただお二人が素晴らしいのは、圧倒するほどの舞台技術と絶大な人気があったからこそ。その二大要素があったからこそ、長期に対する不満を跳ね除けることが出来ました。
だからこそのトップオブトップなのだと思います。
長期就任はそれだけで1人分のトップスター就任を阻んでしまいますから、それを凌駕する実力と人気が不可欠です。
本筋から離れる月組のサイコパス全開の闇な人事
月組は闇を抱えている人事なので、龍真咲さんも珠城りょうさんも振り回された結果でしょう。
龍さんは明日海さんとのWトップというわけのわからない可哀想な時期を経て、単独の月組トップスターになりました。
一方珠城さんはトップ就任を拒んでいたという話もありますし、それは一概に嘘ではないと思ってます。当時2番手を全くといっていいほど経験しなかったわけですから、不安は尋常ではなかったと思われます。
人気も全くなく、実力もまだまだ。当然ですよね。研8なんですから。
別に珠城さんだけではなく、研8のジェンヌさんでは普通でしょう。
当時3番手だったのかもうやむやな感じでしたし、人気もこれからというところでした。珠城さんの場合は遅咲きタイプでしょうから実力もこれから身に付けるという時の就任でした。
本来は今からの就任であれば、珠城さんのトップスター時代も輝かしいものとなったと思うのですが、スタートを劇団の思惑でおかしくしてしまったとしか言いようがありません。
また珠城さんの天海祐希さん以来のスピード就任というのは、可哀想なので止めてあげた方がいいと思います。就任時の天海さんの人気は、柚希さんや明日海さんの比ではないくらい凄かったですから。
就任当時の珠城さんにその人気があるのか、あるいは実力があるのかというと、単なる劇団の闇人事に巻き込まれただけの結果ですから気の毒になります。
月組はどうしたいのかよくわからない人事を考案し実行しますので、今後もいろいろあるんでしょうね、としか言いようがないです。月城さんは無事トップに就任できるのかだけを見守っておきたいところです。続く、暁さんや風間さんもですね。
「3年5作で退団は正義」を実行した現星組
次期トップスターに上手に引き継ぐのもトップスターの役目です。
宝塚歌劇団は105年という長い歴史があり、上から下へと伝統を受け継いでいきます。その流れを上手にバトンタッチするというのも、トップスターの役目でしょう。
それを上手くやっているのが今の星組ですね。
苦労人の紅ゆずるさんの引き際はお見事でした。きっちり3年5作です。間に台湾公演を挟んでいますから、実質6作と同様でしょう。
相手役の綺咲愛里さんも添い遂げということで、立つ鳥跡を濁さず状態でキレイな幕引きになったと思います。
技術の未熟さゆえいろいろ言われることも多かったですけど去り際が見事でしたから、ファンの心も温かく感じます。退団公演の雰囲気はファミリームードたっぷりで居心地がよかったです。
このトップコンビを見ていると、「去り際の美学」の大切さを感じました。
あくまでも私個人の考えにはなりますが、やはり「3年で5~6作」ってちょうどいいんだと体感しています。
辞めてしまうのが悲しいと思えるくらいの時期が、この辺りなのだと思います。そのギリギリラインを歴代のトップスターが積み重ねてしまったということが、熱心なファン以外は7作以上に延びると複雑な思いを抱えることになるんだと思います。
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