花組「MY HERO」千秋楽観劇 on 23.Mar.2017



芹香斗亜さん主演の「MY HERO」の千秋楽を観劇しました。

 

今回は、E師匠の愛娘・Nちゃんとご一緒でした。
今月初旬に記事アップした、北翔さんに遭遇されたお嬢さんです!

北翔海莉さんに遭遇したというメールが来た!
北翔さんの目撃話は前にしたことがありますが、今回は我が師匠からメールが届きました! な、なんと、師匠のお嬢さんが、北翔海莉さんに遭遇した、らしいのです! す、凄い! みっちゃんってやっぱりこの世に存在するんですね~ もう雲の上の女神のような...

あの時のこと、詳しく聞いちゃいました。
日を改めて記事にしたいです。

 

「MY HERO」は、戦隊ヒーローものということで、ポスターもカッコよく仕上がってました。

芹香さんの初日のご挨拶では、「齋藤先生の夢と愛がつまりすぎて不安」というようなことをおっしゃってましたが、ブレない芯のしっかりとしたストーリーで、あっという間に時間が過ぎてしまうほど楽しみました。

 

齋藤先生らしく、生徒さんへの愛情がたっぷり詰まっていて、出演者みんなに見どころがあるのもよかったです。
お話も勧善懲悪なストーリーに、親子愛、憎めない敵役、恋などを上手く織り込んでいました。
ところどころ胸に迫るシーンが何度もあり、気がつけば涙が頬を伝ってました。

 

個人的には、今年一番楽しめた作品となりました。
まだ3月ですので、四半期の中でということでお願いいたします。
チケットの売れ行きが芳しくなかったですけど、文句なしの良作でした!出来れば、何度か通いたかったです。
観劇された方の満足度は、高評価だと思ってます。縁友のAちゃんもハマってましたし。
テーマ曲もヒーローものっぽく覚えやすいのもよかったです♪

 

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芹香斗亜 as ノア・テイラー

今作の主人公ノア・テイラーを演じた芹香斗亜さん。

 

上品で、スタイルがよくて、イケメンで、人が良さそうな芹香さんですが、ノアは二面性のある曲者です。
子供が大嫌いなのに、子供たちのヒーローである伝説の「マスクJ」を演じることになったノアですが、この作品は、ノアのお父様・ハル・テイラーが演じられたものです。
ただし、お父様はスーツアクターなので、仮面を被って悪と戦っている方です。ノアはそのお父様を軽蔑しているのですが、そこには幼少期の出来事がありました。

 

ノアは芹香さんをイメージされているのがよくわかるほど、とても魅力的なキャラクターでした。
アクションヒーローなので、スーツを着る場面がありますが、スタイルの良さにため息が出ます・・・。そして繰り出されるアクションもカッコいい!

 

心ではいつも毒づいているノアは、甘いマスクの芹香さんだからこそのギャップがあり、その辺りを上手に表現されてました。でも、心の芯までは腐れていないところが、親近感を覚えます。
本当は心の優しいノア
その心の変化を丁寧に演じられているからこそ、ハルとノア、メイベルとノアのシーンが感動するのです。

 

演技力があり、歌唱力もあり、ダンスも美しい芹香さんは、順調に成長されているのが心から嬉しいです。
明日海さんの元でさらにパワーアップしていくお姿を楽しみにしています。

 

鳳月杏 as テリー・ベネット

ノアのライバルであるスタントマン兼スーツアクターのテリーを演じたのは、鳳月杏さん。

 

陰りのあるライバル役は、今の鳳月さんにはピッタリです!
しかも胸に秘めるハルへの尊敬と、スーツアクションへの熱い想い。。。
単なるライバルというよりも、ノアを成長させるためには一番必要な人物がテリーだったと思います!
テリーのようなハルファンの存在が、ノアの頑なな心を目覚めさせた気がしています。

 

そういう難しい役を鳳月さんは見事に演じきってらっしゃいました。
芹香さんに勝るとも劣らないアクションも見応えありました。
キキちな、というのかわかりませんけど、すごくいいコンビだったと思います。

 

ご一緒したNちゃんが、鳳月さんが一番のお目当てだったようで、二人でテンションが上がってました!
E師匠もちなつちゃん(鳳月さん)贔屓です(笑)
親子揃っての心を鷲掴みにしている鳳月さん、これからも楽しみです。

 

歌唱力が安定して素晴らしいのは言うことないのですが、演技の幅が広いのが頼もしいです。
月組から花組へ組替えとなったあと、見事に花を咲かせているのが嬉しいですね。
我が師匠も、「ちなつちゃんの色気が凄くて目が離せない」と興奮されております!

 

そういう私も前回の花組公演をSS席で観劇した際に、ちなつちゃんから目線をいただき、心を奪われております♪

 

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音くり寿 as マイラ・パーカー

 

車椅子の美少女マイラを演じたのは、音くり寿さん。

 

Wヒロインですが、初ヒロインの音さん。
素晴らしい歌声で、ただただ聴き惚れてしまいました。。。

 

花組で影ソロを担当することもある歌うまさんですけど、こうやってヒロインを演じていって、やがては娘役トップに輝く日が来るのでしょうね。
あの美声に酔いしれたいです。
お芝居もなかなか上手なので、役の幅を広げるためにも、今後はもっとヒロインヒロインした清楚な役にも挑戦させてあげて欲しいです。
歌唱力のある路線の娘役さんは重要なので、大事に育てて欲しいですね。

 

車椅子の少女役なので動くのが大変だったと思うのですが、とても上手に乗りこなしていて、そういうところも評価したいです。

 

スマイルカンパニーに捉えられて、カエルちゃんになってしまったマイラが可愛かったです。
「ケロケーロ」とずっと口パクを続けてらっしゃってましたよね。

 

そういえば、千秋楽だったからか、音さんのお母様がご観劇されてました。
Nちゃんが教えてくれてわかったのですが。。。
すごく上品で綺麗なお母様でした。音さん、似ているかも。

 

朝月希和 as クロエ・スペンサー

ノアの相棒となるガッツのあるマネージャーのクロエを演じたのは、朝月希和さん。

 

朝月さんも今回初ヒロインですね。
元気いっぱいで、超がつくほどのポジティブ思考で、世話好きなお姉さんのクロエ。
でもその分、影でとても一生懸命に動いているであろう人物です。

 

その見えない苦労対してダダこねるノアをなんとかその気にさせていくのですが、この二人のコンビは本当に楽しかった。
てっきりノアとくっつくのかと思いきや、ノアはマイラを好きになってしまいます。
クロエは本当のところは、ノアを好きだったんでしょうね。
その辺りがちょっぴり切ないですけど、クロエは本当にいい女なので、きっと幸せを掴めると信じてます。
・・・でも、ダメ男が好きみたいだから、ダメかしら?

 

朝月さんは所狭しと大奮闘してました!
笑う場面もセンスがよかったと思います。
クロエが登場すると、舞台が明るく華やかな感じになるのがいいですね。
大事なヒロインだと思います。

 

天真みちる as スマイル・スマイリー

ノア、及びハルの敵役のスマイル役を演じたのは、天真みちるさん。

 

天真さんのスマイルは、この作品の影のMVPでしょう!
(表のMVPは、芹香さん!)

 

この作品は、天真さんにかかっていたと言っても過言ではないと思ってます。
齋藤先生もものすごく期待されていたのではないでしょうか。
見事に、芸達者ぶりを発揮されてました!

 

ご自身のことを「ミー(Me)」と呼ぶスマイル。
生まれてこの方、ミーって呼ぶ人に出会ったことないんですけど(笑)。マンガとかアニメに出てきますよね。
その時点で、怪しさ満点です! わかりやすい悪者という点で満点です!表情も豊かで、それが笑いに繋がっているのが凄いです!

 

天真さん、フィナーレのショーでは、ダンスが凄くカッコいいんですよね。
そのギャップも素敵過ぎました♪

 

芽吹幸奈 as メイベル・ヒル

ノアの継母であるメイベル役を演じた、芽吹幸奈さん。

 

この作品のクライマックスのシーン、すごく心が動かされました。
芽吹さんの演じるメイベルが本当に心が優しい素敵な方だけに、感動もひとしおです。
本当に、旦那様であるハルを愛し、ノアを大事にしていたのがよくわかります。

 

ノアと心が通いあった後のノアとのダンスは素敵でした。

 

梅咲衣舞 as エミリー・ブラウン

ノアの所属事務所の社長であるエミリーを演じたのは、梅咲衣舞さん。

 

コミカルな演技が上手でした。
どことなく、純矢ちとせさんを彷彿させる演技でした。
発声が似ているからかもしれません。

 

総評

戦隊ヒーロー、あるいはアクションヒーローものというのが、宝塚のファン層には合っていなかったかもしれませんけど、作品としては本当に素敵なお話でした。
何よりも、演じてらっしゃる花組の皆さんが輝いていたのがその証拠だと思います。

 

テーマ曲も覚えやすく、ちびっこたちが口ずさみそうな感じなのも世界観を崩していなくてよかったです。
オープニングとエンディングの映像も凝っていて、それも見どころの一つでした!

千秋楽でのご挨拶では、明日海さんの「仮面のロマネスク」を宣伝されてました。
いいですね、みりきき。

 

カーテンコールでの、「 You are my HIRO !」と呼びかけると、芹香さんがクルッとターンをして「I’m are a real HIRO !」と決めポーズをするのがカッコよかったです!
スタイルがよくて、ターンも綺麗なので眼福でした。

 

もう見れないのがとても寂しい作品、それが「MY HERO」です!

 

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