【観劇感想】月組『愛聖女(サントダムール)-Sainte d’Amour-』

観劇レポ



こんにちは。
Pooh(ぷう)です!

 

友人のお誘いで、愛希れいかさん主演の月組『愛聖女(サントダムール)-Sainte d’Amour-』を観劇しました!
退団が決まっている愛希さんのバウ公演。そのため、チケット難が凄い公演です。

 

今回ご主人様が行けなくなりチケットが余ってしまったということで、お声掛けをいただきました。
非常にありがたかったです。まさか自分が見れるとは。
貴重な公演を観れたという幸運を噛み締めています。

 

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月組『愛聖女(サントダムール)-Sainte d’Amour-』概要

キューティーステージ 『愛聖女(サントダムール)-Sainte d’Amour-』

中世フランスで、迫り来るイングランドの魔の手から母国を救った英雄ジャンヌ・ダルク。やがて身に覚えのない嫌疑をかけられ、火刑に処されたジャンヌは、一筋の稲妻と共に姿を消し、21世紀の現代へと迷い込む。
遥かな時を経て出会った人々と触れ合い友情を育みながら、自由な時代を謳歌するジャンヌ。やがてその浮世離れした突飛なキャラクターと言動は“現代”のフランスで注目を集めることとなる…。
確かな実力と、華やかな舞台姿で数々の作品を彩ってきた愛希れいかの魅力を余すところなく詰め込んだ、新感覚のミュージカルショー。

(『愛聖女(サントダムール)-Sainte d’Amour-』公演解説より)

 

主演:愛希れいか
作・演出:齋藤吉正

 

2幕 第1幕:1時間5分/第2幕:1時間

愛希れいか主演『愛聖女(サントダムール)』

観劇感想

この日の観劇には、元月組の宇月颯さんと早乙女わかばさんがいらしてました。
たぶん5、6列目くらいのところだったように思います。退団して間もないですけど、変わらぬお美しさでした。

 

また、一番後ろには、本作の齋藤吉正先生紫苑ゆうさんがいらしてました。
終演後、 宇月さんと早乙女さんが劇場の通路で、紫苑さんと齋藤先生にご挨拶をされてらっしゃいました。
周りのみんなでチラチラと見てしまってました。

 

サントダムールのお話は、想像していたのと結構違っているストーリーで、斎藤先生らしさが溢れた作品となってました。
『瑠璃色の刻』のサン・ジェルマン伯爵や、『BADDY』や『All for One』がチラッと出てきて、月組ファンにはクスッと笑える要素がありました。

 

ドタバタでコメディー色が強い作品でした。
しかも、主人公のジャンヌ・ダルクである愛希さんよりも、現世で仲良くなるパメラ(天紫珠李さん)がある意味ヒロインの作品だったので、消化不良なところが否めませんでした。

 

パンフレットを見ると、この作品に出演するメンバー全員と絡みたいという希望が、愛希さんにあったようです。
確かに、全員にセリフがあり、愛希さんと絡んでました。
また、もう一人の主人公にパメラを添えたのは、彼女の目を通した視点でのジャンヌ・ダルクを表現したかったのだと感じました。

 

スーパーヒロインには見えないジャンヌ・ダルクですが、作品を通していくと彼女のブレない正義の心、思いやり、愛と希望が伝わります。
2幕目はそういう流れの話で、非常にハートウォーミングな結末となってました。
愛希さん演じるジャンヌ・ダルクの魂は、彼女と触れ合った人々の心に永遠に刻まれていくのが伝わり、温かい気持ちでいっぱいになりました。

 

作品としては傑作とまではいかなくても、良作だったと思います。

 

ただ不満だったのが、もっと愛希さんに踊って欲しかった、歌って欲しかった、ということです。
1幕は芝居で、2幕目はショーでよかったのではないでしょうか。
きっと愛希さんファンはもっと歌って踊るキラキラな愛希さんを見たかったはず。
そこが凄く物足りなかったです。

 

愛希れいかという稀代なトップ娘役には、少しこじんまりとまとめてしまった感がありました。

 

ゲーム好きな私としては、グルグル(Googleとペッパーのパロ)や、ゲーム画面に出る効果音が任天堂チックなのがポイント高かったです。
いっそ任天堂に許可をもらって、マリオの音にしてくれたらよかったくらいです

 

愛希れいか as ジャンヌ・ダルク

さすがの表現者・愛希れいかでした。
オープニングの火あぶりの場面は、目に涙を浮かべての熱演で、出だしであのテンションを出せるのはさすがとしか言いようがなかったです。

 

現代にやってきた後のちょっとふてぶてしいジャンヌが、私たちのイメージする聖女ジャンヌ・ダルクとは違ったのも面白い解釈でした。
赤いダサいジャージを着ていても、溢れるオーラは満載で、愛希さんがスターであることを証明していました。

 

キューティーな衣装を身にまとった時のジャンヌは可愛かったです。
あの衣装で、もっと歌って踊ってくれれば言うことなしでした!

 

男まさりというかボーイッシュというか、終始そういう振る舞いだったジャンヌですが、ラストの美しいドレス姿にはため息が出ました。
剣さばきもカッコよかったです。
男っぽい役から美しい女性まで演じきれるのが、愛希れいかの魅力だと改めて感じました。

 

紫門ゆりや as ジル・ド・レ

この作品のイケメン枠は紫門ゆりやさんでしょう。
もっとジャンヌと絡んで、少しラブな場面があってもよかった気がしますけど、ヒューマンドラマを目指していたようなので、そこが惜しまれます。
ジャンヌと共に戦う騎士であるジルはカッコよかったです。

 

ドクタージャンヌとの絡みは面白かったです。
さち花さんのペースに巻き込まれず演じるのは、大変だったと思われます。

 

白雪さち花 as ドクター・ジャンヌ

ドクター・ジャンヌは、この作品のキーマンです。
さち花さんじゃないと無理な役でした。
終始ハイテンションで、オーバーリアクションなドクターだったので、相当エネルギーを使ったのではないでしょうか。

 

この作品の影のMVPです!

 

千海華蘭 as ファン・ドゥ・ファン

「ござるよ」な華蘭さん
この方もドクター同様、おもしろ枠ですけど、この口調を続けて押し通すのは、なかなか大変だったと思います。
聞き慣れてくると当たり前になりがちなのですが、後半にかけても「ござるよ」のバリエーションで、和やかな雰囲気を保ってました。

 

可愛くて愛敬のあるファン・ドゥ・ファンでした。

 

楓ゆき as マリー・アルフォード

2幕目のキーマンの一人であるマリーを好演されてました。
母性を上手に表現されつつ、出来る大人な女性でもなければならない役を、楓さんは上手に表現されてました。

 

晴音アキ as クララ・ブロン

すごい勘違いな妄想お嬢様であるクララをコミカルに演じていた晴音さん。
憎きライバルかと思いきや、気づけば仲間になっているという。
彼女の真の心を見抜いていたジャンヌ・ダルクの人を見定める力もすごいです。
ファンとの淡い恋も微笑ましかったです。
晴音さんは、下品になりがちなセリフもとてもキュートに表現されてました。

 

夢奈瑠音 as シドニー・オンドリィ

深刻な病を患っているシドニー。
でも、絶対に成し遂げたい夢のために一生懸命な姿に好感持てました。
夢奈さんは上手に演じてました。
妹思いのところは、心に響きました。
でも、もう少し出番があってもよかった気がします。

 

輝生かなで as エルヴェ・ベナディア

ニートなヒモっぽい、パメラの彼氏であるエルヴェ。
ゲームデザイナーを目指していました。
ゲーム好きな私としては、心の底から応援したくなるキャラでした。
演技も達者で、パメラとはバカップル全開で可愛かったです。

 

天紫珠李 as パメラ・シュヴァリー

今回一番度肝を抜かれたのが、天紫さんの爆上げ&爆押し!

 

パメラは少女漫画だったら、絶対主人公です。
主人公のパメラから見たジャンヌ・ダルクという感じの描かれ方でした。

 

天紫さんを上げていくという月組の意思を感じました。
天紫さん自身は歌は下手だったのでもっと頑張ってもらう必要がありますが、芝居はこの学年としては、合格点を出せるのではないでしょうか。
まだまだ伸びしろがありそうなので、よくなると思います。
舞台度胸は満点でした。

 

結愛かれん as アマンド・オンドリィ

夢奈さん演じるシドニーの妹がアマンドです。
健気な少女を熱演してました。
歌も上手になってましたし、これからも頑張って欲しいところです。

 

総評

天紫さんの爆上げ&爆押しに尽きます(笑)。
この後どのようなポジションになるのかはわかりませんが、「第二のちゃぴ」とまでは行かなくても、娘1の可能性が大きくなったのではないかと思われます。
『エリザベート』の新人公演のシシィに抜擢されれば、早い段階でのトップ娘役になるかもしれません。
ただ歌はお世辞にも上手ではないので、シシィは厳しいと感じますけど、娘役声の発声練習のためにも抜擢するかもしれません。

 

せっかくの愛希れいかさんの貴重なバウ公演なのに、次世代の娘役爆上げの場にしてしまったのは残念です。
そこに注力するのではなく、愛希さんのショースターぶりをアピールして欲しかったです。
冒頭でも言いましたが、もっとダンスが見たかったです。
真ん中でみんなを引き連れて踊る姿を見たかったです。

 

愛希さんのスター性と演技は素晴らしかっただけに、少しもったいなかったと感じました。

 

最後に、貴重な公演を見れた幸運に感謝でいっぱいです。
Oさん、ありがとうございます♪

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コメント

  1. アコ より:

    はじめまして^ ^アコと申します。
    ちゃぴちゃんが大好きで、次回のエリザがショーがないので、きっとガンガンに歌って踊ってくれるのだろうと期待して、サントダムールを観に、神奈川から強行日帰りを決行しました!
    今帰りですが、不完全燃焼でやりきれなくて、ブログを漁っているところ、こちらにたどり着きました。
    私の心のうちを、全て代弁してくださった感じです^^
    私、ムラに来るまでショーだと勘違いしてました。
    なので、お芝居と分かった時に残念に感じたのですが、サイトー先生ならみっちゃんの「風の次郎吉」があったので、スピーディーなお芝居を期待してたのですが。

    ちゃぴちゃん以外にも大好きなさち花ちゃん、はーちゃんの役には、期待以上のお芝居で感動したのですが、ちゃぴちゃんのプレさよなら公演のようなもので、ちゃぴちゃんの魅力が全開でなくて、不完全燃焼で暗くなって帰宅してます…。
    遠征したのに、やりきれません(。-_-。)
    中継見る予定なのですが、2回めなら違うのかな??
    私は、少し眠くなってしまったところもありました。

    ここまで気持ち良いほど、私の気持ちと一緒の方がいるだなんてとプロフィール読ませていただいたら、好きなジェンヌさんが一緒でした(^^;)

    みっちゃんをずっと応援してまして、今現役だと私もだいもんと琴ちゃんです!
    嬉しくなってしまいました。

    ちゃぴちゃん、次はエリザで最後の姿なので、本当に歌い踊る姿見たかったです(>_<)
    しかも衣装が酷いものばかりで…。

    最後の白いドレスの美しさが、シシィに見えました(^-^)
    中継は、気を取り直してどうにか楽しみたいと思います!

    • Pooh より:

      >>アコ様

      はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      遠くからはるばる大変でしたね。
      ですが、本日じゃなくてよかったです。
      それだけでも救いではないでしょうか。
      きっと愛希さんが昨日導いてくださったのではないでしょうか。

      最初で最後となる愛希さんの単独主演公演ですから、期待してしまいました。
      話の内容はハートウォーミングなストーリーだったので、心が温まりました。
      2幕はよかったと思います。
      天紫さん色が薄めになったのも2幕でした。
      これくらいであれば気にならない重要な役どころでしたけど、1幕はほぼ出ずっぱりだったのが誰が主役にしたいのかよくわからない話でしたよね。

      記事でも明記しましたが、齋藤先生は愛希さんと打ち合わせをし、みんなと絡んだ作品がいいとのことでしたから愛希さんの意向が強かったのかもしれませんね。
      「自分が自分が」というのではなく、最後の自分の主演作はみんなで楽しく、というのが愛希さんの気持ちだったのでしょう。
      私はそう思うことにしました。

      そうすると、2幕のストーリーがより心に沁みますし、ラストのお花の場面は思い出すだけでも泣けてきます。
      月組が大好きな愛希さんらしい作品なんだと納得するようにしました。

      それでも、ダンスの場面がもっともっと欲しかったのだけは残念です。
      『BADDY』のグッディのようなのを期待してましたし、そういう場面が欲しかったです。
      それがあればまだ、この作品も愛希さんファンに受け入れやすかったのかもしれません。

      ラストの衣装、ため息が出るほど美しかったですね。
      同期の優ひかるさんのインスタによりますと、このフィナーレの曲は95期生思い出の曲なんだそうです。
      明日のライブビューイングはそれを踏まえてじっくり聴きたいと思います。
      きっと『エリザベート』のシシィもあのように神々しい美しさなんだろうな、と容易に想像出来てしまいました♪

      齋藤先生はいい作品を手掛けてらっしゃるだけに、今回はちょっと消化不良でしたね。

      北翔さん素敵でしたよね。
      私は現在はそうでもないですが、私の周りはまだ皆さんみっちゃんに夢中です♪
      今回の愛希さんのチケットもみっちゃんファンから譲っていただいたのです。
      みっちゃんからいただいたご縁で、私たちは繋がっています。
      『One Voice』を観劇した時に知り合ったメンバーなんです。

      現在は、のぞ様とこっちゃん中心に宝塚歌劇を楽しんでいます。
      今回のぞ様の雪組も合わせて観劇してきました。ショーののぞ様、色気がすごくて目がハートになりましたよ。
      のぞ様ネコちゃんなのに、帝王でした(笑)。